1776年11月建立のミッション・サンファンキャピストラーノ。日本に比べて歴史が浅い国とは言え、アメリカも意外に古いんです。

ミッションの入り口。一般観光客はこの中で入場料を払って見学しますが、あらかじめ写真撮影の許可費を同教会に支払っているため入場料はかかりません。ちなみにこの写真はクリスマスシーズンに撮影したもの。エントランスがクリスマス仕様に飾られていました（通常はありません）。

エントランスを入ると、まず目に飛び込んでくるのが広いお庭。

年中温暖な南カリフォルニアだけあって、いつ行ってもかわいい花がたくさん咲いています。

何気ない建物がとてもきれい。当時の雰囲気を壊すことなく保存されています。

建物のほとんどは土壁とレンガで作られており、随所に見られるひび割れやはがれが時代の流れを感じさせてくれます。

同ミッションは、世界的に有名な観光地ではなくどちらかというとローカルの人が訪れる場所で、今でも敷地内のチャペルは使われています。平日は観光客は少なく、落ち着いた環境で撮影を楽しむことができます。この日は現地の小学生たちがフィールドトリップ（社会見学・遠足）に来ていました。子どもたちは花嫁さまを見るなり、「Congratulations!」「You are a beautiful princess!」など口々に言ってくれます。そこがアメリカらしいところです。

趣のある回廊が中庭を360度取り囲むように設計されています。時間によって陽の差し込み具合が異なるため、四方の回廊はその向きによって雰囲気が異なります。

回廊を歩いていると、質感の異なる壁もあり、

細い路地に入ると、まるで中世ヨーロッパの街角にいるような感覚になります。

回廊の外には石製のベンチが配置され、植物が美しく植えられています。

そして美しい中庭には、真っ青な大空に向かってそびえるヤシの木。とても南カリフォルニア的です。

壁を這うように広がる緑の葉。美しくカットされており、この前で撮るお写真もオシャレです。

何気に置かれた植木鉢もとても素敵。

そしてお待ちかねのチャペルへ。

中に入ると、信者の方が点けたロウソクの炎が静かに揺らめいています。その右奥に見えるのが…

神々しく光る祭壇です。

チャペル内はとても暗いのですが、

祭壇上の窓から差し込む自然光が優しく祭壇を照らしています。

入り口に戻る時に気づくのが、２階にある古いパイプオルガン。静かに流れるその音色を想像してみてください。

チャペルを出てすぐのところに、小さな噴水を有した裏庭（と呼んでいいのかどうかわかりませんが）があります。

回廊エリアとは雰囲気が異なり、むき出しになった石の壁が特徴的。

小さな噴水もあります。不揃いのレンガでできた地面もモザイクのようで素敵です。

レンガや壁が暖色なので、南カリフォルニアの青空とのコントラストがとてもきれいです。

別の庭には像があり、

オフィス前もきれいに手入れがされています。

クリスマスシーズンには鐘に真っ赤なリボンがかけられ、その下に鮮やかな赤のポインセチアが置かれています。

顔ハメ看板。これは世界共通のようです（笑）。

弊社のウェディングフォト撮影（フォトウェディング、前撮り・後撮り）ロケーションとしては人気ベスト３に入るミッション・サンファンキャピストラーノ。これまでもたくさんの新郎新婦を日本からお迎えし撮影してきました。一般的なロサンゼルの明るいイメージとは異なったシックな雰囲気が魅力で、落ち着いイメージをお好みのご夫婦にオススメです。

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